家庭教師のリスタ

高卒認定 独学で受かる勉強法

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「高卒認定の難易度と合格点」でも説明しましたが、高卒認定(高認)は決して難しい試験ではありません。小学校・中学校で学んだ内容がしっかり頭に入っている人なら、短期間の独学で合格することも十分可能です。

この記事では、独学から高認取得を目指す人向けに、効率的な勉強方法や学習計画の立て方、参考書の選び方について解説しています。

・独学での高認取得を目指す人
・効率的な勉強法を知りたい人
・そもそもどうやって勉強すればよいのかわからない人

そんな方におすすめの記事です。

 

まずは学習計画を作ろう

高卒認定の科目は全部で14科目、合格するためにはそのうちの8~10科目に合格しなければなりません。
(参考記事:「高校認定の試験科目」

8~10科目、ちょっと途方にくれてしまう科目数ですよね。

恐らくかなりの人が「どこから手を付けていいかわからない…」というような状況になってしまうと思います。

そこで、まずはじめに学習計画の作成、つまり「どの科目からどう勉強していくか」を決めることから始めていきましょう。

幸い、高卒認定は科目合格制の試験です。一気に全ての科目に合格する必要はありません。

例えば「全2回の試験で4科目ずつ合格する」といった具合に計画を立てれば、無理なく着実に科目合格を積み重ねることができます。

一気に全ての科目を並行して勉強し始めるのはおすすめしません。例えば1日10科目勉強した場合、3時間勉強したとしても1科目の勉強時間はたったの18分です。これでは効率的な勉強はほとんど不可能ですし、やる気も絶対に続きません。

よっぽど自信のある人以外は、8月と11月の試験で分散して科目合格を重ねることをおすすめします。

8月の試験では「英語」、「数学」、「国語」、「世界史B」の4科目の合格めざし、
11月の試験では「地理」、「現社」、「生物」、「科学と人間」の残り4科目をめざす

といったような形ですね。
無理なく着実に科目合格を達成できるよう、学習計画を作っていきましょう。

下の表は、以前自分が担当していた生徒の学習計画表の写しです。

kounin_schedule

各月ごとにタスクを割り振っており、受験日までどう勉強するかがひと目でわかるように作られています。これはあくまで簡単な例ですが、「『何を勉強するか』の可視化」という最低限の機能は備えていますね。

みなさんも、この表を参考にして自分用の学習計画表を作成してみてください。

簡単なもので構いません。最低限の可視化ができているか、これだけでかなりの違いが出てきます。

 

勉強は過去問の問題演習を中心に行おう

さて、肝心の勉強法についてですが、高認受験に際してはまず第一に「過去問の問題演習中心」の学習を行いましょう。

高卒認定は、出題が極めてワンパターンな試験です。

ある年度の問題をしっかり理解していれば、違う年度の問題もほとんど理解できるように作られています。

そこで、まず第一に行うべきは過去問の演習です。

書店で解答・解説付きの高卒認定用過去問集を購入し、それを使って問題演習を行いましょう。

問題演習とは

①まずは何も見ずに問題を解く
②丸付けをし、間違った問題の解説を読み理解する
③間違った問題をもう1度解きなおす
④全ての問題に正解できるまで「解き直し→解説読解」のステップを繰り返す

という勉強方法です。

①②③④、どのステップが欠けても効果は望めません。
必ず全てのステップを踏まえて学習してください。

ある程度の基礎学力がある人なら、過去問5年分ほどの演習で「理科」「社会」「国語」の科目に関してはコンスタントに合格点(40点)が取れるようになるはずです。

高卒認定は過去問の問題演習から、これは高認受験の鉄則です。

 

英語・数学には要注意

高認受験の全科目の中で、最も合格が難しいのが「英語」と「数学」です。

「理科」「社会」「国語」系の科目では、いきなり過去問の演習に挑戦してもなんとかなる受験生が大半です。しかし「英語」「数学」の場合「過去問の解説が全く理解できない」という受験生がかなり高い割合で存在します。

「過去問の解説が理解できない」という状態だと、過去問演習より簡単な基礎の学習からやり直さなければなりません。すると、合格に必要な勉強時間は過去問演習だけの科目よりもずっと長くなってしまいます。

学習計画を立てる時は、この点に特に注意してください。

自分の英語・数学の学力がどの程度なのか。いきなり過去問に入れるのか、それとも中学校・小学校の分野から復習が必要なのか、これは学習計画を立てる前に必ずチェックしておきましょう。

もし中学校・小学校の分野から復習が必要だということになると、他の科目の2倍以上の学習時間が必要になります。その場合は復習が必要な科目を学習計画の中心に置く必要が出てくるはずです。

英語・数学は最重要科目。一筋縄ではいきません。

自分の英数の学力がどのくらいなのか、まずそれを最初にチェックしましょう。

 

良い参考書 3つの条件

参考書の選択は、効率的な勉強を目指す上で極めて重要です。
質の悪い参考書、自分のレベルに合っていない参考書では、いくら勉強してもなかなか成績は上がりません。参考書は適当に選ばず、しっかり選んでから購入しましょう。

ここでは「良い参考書の条件」3つを紹介します。テキスト選びの参考にしてください。

①「問題集タイプ」であること

参考書には、長々と解説が書いてあるような「参考書」タイプと、紙面の多くを問題に費やしている「問題集」タイプが存在します。

高認受験生のみなさんには、後者の「問題集」タイプがおすすめです。

「参考書」タイプのテキストは、ものすごく勉強出来る人が復習のために使ったり、わからない所を辞書的に調べたりするために使う本です。新しくその分野を学ぶ人が使う本ではありません。

また、人間は「読む」だけではなかなか記憶が定着しません。

成績を上げるためには、上に書いたように

①まずは何も見ずに問題を解く
②丸付けをし、間違った問題の解説を読み理解する
③間違った問題をもう1度解きなおす
④全ての問題に正解できるまで「解き直し→解説読解」のステップを繰り返す

という「問題演習」のステップを経なければなりません。

それを行うためにはある程度の問題数が必要ですし、長すぎる解説はスムーズな演習の流れを妨げてしまいます。

②薄い参考書であること

分厚すぎる参考書を買うのは絶対にやめましょう。

勉強を始めたばかりで「やるぞ!」という気合に溢れていると、ついつい分厚い辞書のような参考書を買ってしまうものです。かなり多くの受験生がこの「分厚い参考書トラップ」に足を取られるのですが、大変に不効率なので絶対にやめましょう。

分厚い参考書は一見かっこいいですが、やり遂げるのに長大な時間を必要とします。通常、高卒認定に合格するために分厚い参考書は必要ありません。

薄い参考書、具体的にはA4サイズで100~150ページ程度の参考書を選びましょう。

分厚い参考書を1周するより、薄い参考書を何度も解き直した方が学力は上がります。

高認受験生に分厚い参考書は不要です。

③自分のレベルに合った参考書であること

特に、英語と数学に関してはこの条件にあった参考書を選びましょう。

「解説の言ってる意味がわからない」「問題の大半が解けない」そんな参考書を使っても成績は上がりません。難しい問題より、むしろ簡単な問題を沢山こなすのが成績向上の秘訣です。

「解説がしっかり理解できる」
「半分以上の問題が解ける」

この2つの条件を満たす参考書を選びましょう。

 

この記事のまとめ

・学習計画を立て、数科目ずつ勉強しよう
・勉強法は「過去問の問題演習」を中心に
・「英語」「数学」の2科目には要注意
・参考書は「自分のレベルに合った」「薄い」「問題集タイプ」のものを選ぼう

 

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