家庭教師のリスタ

高卒認定 科目別勉強法【英語】

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高卒認定において、「英語」は「数学」と並んで最も難しい科目と言われています。

英単語・英熟語・英文法など数多くの暗記事項があること、長文読解や会話文の内容把握などの難易度の高い問題が数多く出題されること、そもそも英語を苦手とする受験生が極めて多いことなどがそう言われる原因となっています。

この記事では高卒認定の英語に挑戦する上でまず何から手を付ければいいのか、英語が全くわからない人が合格を勝ち取るために必要な勉強法などを詳しく解説しています。

アルファベットが書けないレベルの受験生でも、基礎からコツコツと力をつけていけば必ず合格できます。

英語なんか無理!!!

と言って諦めてしまう前に、まず読んでみてください。

 

英語は高卒認定の最重要科目!

まずはじめに、「英語」は「数学」と並んで高卒認定の最重要科目である、ということを頭に叩き込みましょう。

「最重要科目」とは、別に英語を話せるとエライとか英語を学ぶと将来に役立つとかそういう話ではなく、単純に高卒認定という試験において「英語」が最も難しい試験のひとつであり、高卒認定合格をめざす上で最大の壁になりがちだということです。

英語には英文法、英単語、英熟語など、覚えなけれなならない暗記事項が他の教科の数倍存在します。また試験そのもののレベルも高く、付け焼き刃の勉強ではなかなか合格できません。

ですから、高認受験生のみなさんは「英語の合格にはかなりの時間と手間がかかる」ということを覚えておいて下さい。

これを忘れて英語の勉強を後回しにすると、必ずあとで痛い目を見ることになります。

「他の科目には全部合格したのに、英語だけ未だに合格できない…」なんて受験生は、高卒認定ではよく見る光景です。それだけ英語は合格が難しいのです。

英語は高卒認定の最重要科目です!

必ず、他の科目より優先して学習を始めましょう。

 

まずは過去問で自分の実力をチェック

さて、まずは過去問を1回分解いて、自分の英語力をチェックしましょう。
自分のレベルがわからなければ学習の始めようがありません。このチェックは必ず絶対に行って下さい。

過去問は文部科学省のWEBサイトでも公開されています。ここからダウンロートしたものを解いても良いですし、市販の過去問集を解いても大丈夫です。

最初の過去問チェックで40点程度取れた方、おめでとうございます。合格は目前です。

勉強を始める前の段階で40点程度取れているということは、高認英語合格に必要な基礎学力は既に身についていると思って大丈夫だと思います。あとは過去問演習を繰り返して安定して点が取れるよう仕上げを行いましょう。

過去問を使った演習の方法は、「高卒認定:独学で受かる勉強法」の記事で詳しく解説しています。コンスタントに50点以上取れるようになったら、ひとまず安全圏と見て大丈夫でしょう。
さて、過去問チェックで40点に満たなかった方、または「どの問題も全然わからない!」といった状況だった方、みなさんは基礎からの学びなおしが必要です。

と言っても安心してください。高認英語は中学範囲さえしっかり学びなおせば十分合格できる作りになっています。学習に必要な時間は多くても合計80~100時間程度です。集中して学べばゼロからでも1ヶ月ほどで合格できます。

次の章では基礎英語の学びなおし方法について、詳しく解説していきます。

 

基礎英語の学びなおし方法

高卒認定合格に必要な英語力は、大体次の3つに分類できます

①中学3年程度の英文法力
②中学3年程度の英単語力
③過去問に対応できる長文読解力

これらはそれぞれ全く違う能力で、個別に伸ばしていかなければなりません。

この中でも優先度が高いのは①の文法力と②の単語力です。
文法がわからなければ英語は単なる意味不明なグチャグチャの模様ですし、単語がわからなければ高認レベルの問題には対応できません。

そこで、受験生のみなさんはまず文法力と単語力を身につけることを目標に定めましょう。
③の長文読解力はこれらが身についてからでも遅くはありません。

 

英文法の勉強法

英文法を素早く身につけるには、良質な問題集で問題演習をこなすのが最善の道だと思います。

問題演習とは

①まずは何も見ずに問題を解く
②丸付けをし、間違った問題の解説を読み理解する
③間違った問題をもう1度解きなおす
④全ての問題に正解できるまで「解き直し→解説読解」のステップを繰り返す

という勉強方法です。

参考書を読んで文法事項を頭に入れるだけでは、実践的な英文法の力は身に付きません。とにかく問題演習の数をこなすこと、それが重要です。

というのは、英文法というのは一種の「型」のようなものだからです。

たとえば、「三人称単数現在の時、一般動詞はその形を変える」ということを「頭」で知っているだけでは問題は解けません。

He have a pen.

という英文を読んだ時「あれ?なんか変だぞ?」という違和感を無意識に、即座に持てるようになること、それが重要なのです(ちなみに正しい形は He has a pen)。

そこで英文法の訓練では、「問題数はそれなりにあるが難しすぎる問題が出てこない問題集」で学習することをおすすめします。

自分のおすすめは、学研教育出版から出ている「ニューコース問題集」のシリーズです。
(参考リンク:学研出版サイト「ニューコース問題集 中1英語」

この参考書は問題数と難易度が丁度よく、解説も短くわかりやすいので、英語に苦手意識がある人でも使いやすいと思います。

このシリーズを中1~中3まで終わらせれば、英文法に関しては十分な基礎学力を身につけたことになります。高卒認定の過去問を読んでも文法で困ることはなくなるでしょう。

 

英単語の勉強法

高卒認定に必要な英単語量は、大体1000単語程度だと言われています。
これは中学3年間で学ぶ英単語とほぼ同等の数です。

そこで、高認受験生のみなさんは標準的な中学生用の英単語帳を購入することをおすすめします(大学受験用の単語帳は買ってはいけません。難しすぎます)。

自分のおすすめは東進ブックスから出ている「フォーミュラ1400」です。
(参考リンク:中学英単語formula 1400

極めてシンプルで使いやすい単語帳で、CDを聞きながら音で英単語を学ぶこともできます。

英語を基礎から学びなおす人にとって、「シンプルである」というのはひとつのメリットです。

たしかに世の中には「例文で英語を覚える」「長文から英語を覚える」などの方法論を持った英単語帳も存在します。しかしほとんどの場合、基礎からやり直す人にとっては少し複雑すぎ、かえって学習意欲を削いでしまっていると自分は考えています。

その点、フォーミュラは極めてシンプルで使いやすい、まさに初心者向けの単語帳です。

もちろん「フォーミュラ以外じゃ駄目!」ということではありません。単語帳は自分が「使いやすいな」と思ったものを使うのが一番良いと懐います。

中学生用の英単語帳で1000単語ほど覚えれば、高卒認定の過去問に出てくる単語ならほとんど読めるようになっているはずです。問題文に出てくる単語全てがわかる必要はありませんが、問題に出てくる単語の9割程度は読めるようになっておくと良いでしょう。

 

英語長文の勉強法

いよいよ最後の「長文読解力」です。

といっても、何かをゼロから始める必要はありません。英文法と英単語の力がしっかり身についていれば、英語長文は自然と読めるようになると思います。

「英語長文」と言っても、単なる英文の集まりにすぎません。標準的な英語のセンテンスを読み解ける文法力と単語力があるなら、じっくり時間をかけて長文の「読み慣れ」を作ることで自然と長文の読解力は身についていきます。

長文読解は高卒認定の過去問集や実践問題集で問題演習を行いながら学習するのが効率的でしょう。

高卒認定の英語は200点満点で、6つの大問から構成されています。

各大問の構成と配点は

問1(アクセント):14点
問2(文法):44点
問3(会話文):41点
問4(長文読解):35点
問5(長文読解):30点
問6(長文読解):36点

のようになっており、長文読解が数多く出題される問題形式になっています。
(平成26年度の過去問より)

つまり、過去問の問題演習を進めていけば、自然と長文読解についても十分勉強できるようになっているということです。
過去問は文部科学省のWEBサイトでも公開されていますが、ここでは詳しい解説を手に入れることができません。問題集を解いても解説を参照できないようでは意味がありませんので、市販の問題集を購入することをおすすめします。

過去問集は何種類か出ているので、解説を読んで「わかりやすい」と思ったものを選びましょう。解説がくわしく標準的なものとしては。

・2014高卒認定スーパー実戦問題集 英語
・高卒程度認定試験4年過去問 26年度用

などがあります。

品質にそこまで極端な差はありませんので、好みで選んでしまって良いでしょう。

文法力と単語力を十分身につけた上で過去問集に取り組めば、安定して40点以上の得点を出せるようになっていると思います。

その後は問題演習を繰り返し、制限時間内に安定して点が取れるよう仕上げていくだけです。

ここまで来たら合格は目前!高認最難関科目に合格する日はもうすぐのはずです。

この記事のまとめ

・英語は高卒認定の難関科目、必ず優先して勉強を始めよう
・過去問を使って自分の実力をチェック!40点以上なら合格は目前
・過去問での実力チェックで40点未満の場合は中学基礎からやりなおそう
・英文法は良質な問題集で問題演習を繰り返そう
・英単語はシンプルな単語帳を使って勉強しよう
・長文読解は過去問演習と併用すると効率的に学べる

 

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