家庭教師のリスタ

高卒認定の出願手続き

Pocket

この記事では「高卒認定(高認)」の出願手続きについて説明します。

出願手続きの把握は高認受験の最重要項目です。

読者のみなさんのほとんどは、今まで「事務手続き」というものに縁がなかったことだと思います。学校や保護者の方が代行してくれたり、クラスの皆と一緒にやれば良かったりと、「事務手続きについて事前にしっかり調べる」という経験がなくても高校生くらいまではなんとかなってしまうものです。

しかし、今日からはもう違います。

高認受験生には、手続きを代行してくれる学校も、一緒に書類をチェックしてくれるクラスメートも存在しません。手続きの全てを自分の目でチェックしなければならないのです。

もう1度言います、出願手続きの把握は高認受験の最重要項目です。

後になって後悔しないよう、今のうちにしっかり出願手続きについて知っておきましょう。

 

出願手続きのチェックは「超」重要!

高卒認定は、通常8月11月に本試験が実施されます。

これを読んで

「まだまだ時間があるから余裕だな~」

と思ったあなた、ちょっと待って下さい!

高卒認定を受けるには、試験日の3ヶ月ほど前までに「出願」、つまり受験をするための手続きをしなければなりません。

8月の試験を受けるなら5月ごろまでに、11月の試験を受けるなら8月ごろまでに、この「出願」手続きを済ませなければならないのです。

毎年少なくない数の高認受験生が出願手続きを忘れ、苦い涙を飲んでいます。実際、著者の以前受け持った生徒にも、出願手続きの確認を怠っていたせいで受験のチャンスを逃し、十分な学力があったにもかかわらず余分に1年浪人するハメになった生徒がいました。これを読むみなさんは彼の二の舞いになってはいけません。

受験を決意したのなら、勉強を始めるより何よりも前に、まずこの「出願手続き」についてしっかりと学びましょう。

文科省は学校や塾のように融通を利かしてはくれません。正しい知識を早い段階で絶対に身につけましょう。

 

その年の出願期間をチェックしよう

まずはじめに、その年の出願期間をチェックしましょう。

例年ですと8月の試験の出願期間は4月末~5月半ば、11月の試験の出願期間は9月初旬~9月中旬で、このサイクルにほぼ変動はありません。

出願期間は、出願開始からたった2週間ほどで締め切られてしまいます!

出願には下で詳しく解説するように、様々な準備が必要ですから、必ず事前に出願について把握しておきましょう。

毎年3月ごろになればその年のスケジュールが文科省のHPにて発表されます。

ただ文科省のHPはコンテンツが膨大な上サイトマップの出来がイマイチですので、文科省のHP内から回遊するよりは「高卒認定 出願期間」などのキーワードで検索し、該当のページを発見することをおすすめします。

ちなみにこちらが平成27年度の高認出願期間に関するページです。毎年同じような形で発表されますので、参考にしてください。

 

高卒認定の受験案内(願書)を手に入れよう

「受験案内」と聞くと志願者向けのパンフレットのような印象を受けるかもしれませんが、高卒認定の場合は違います。

高卒認定の「受験案内」とは、願書や合格証明書の請求書類などを含んだ受験に必須の書類類のことです。受験をする方には100%必要なものになるので、早い時期に確保しておきましょう。

■受験案内の配布時期

受験案内の配布が始まる時期は

8月の試験のものが4月中旬ごろ
11月の試験のものが7月下旬ごろ

になります。

3月の中旬ごろになれば、文部科学省のHPにて詳しい日程が発表されます。その時に受験案内のスケジュールも確認しておきましょう。

■受験案内の入手方法

受験案内を入手するには、主に以下の様な方法があります

①配布場所に直接取りに行く

これはわかりやすいですね。

配布期間に各都道府県の教育委員会などに設置されている「受験案内配布場所」に行けば受験案内を無料で受け取ることができます。

受験案内配布場所は、文部科学省のHPにて発表されています。

参考までに2015年度の配布場所についてのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。

リンク:高等学校卒業程度認定試験受験案内配布場所(pdf注意)

②インターネットで請求する

「テレメール進学サイト」のWEBサイトから請求することができます。
送料・手数料として215円の料金が発生するのでご注意ください。

③携帯サイトから請求する

「テレメールでクイック資料請求」の携帯ページから請求します。

請求には資料請求番号が必要ですので、あらかじめ用意しておきましょう。

平成27年度の第1回試験の請求番号は「232102」です。

④電話で請求する

「テレメールの自動音声応答電話」から請求します。

電話番号は 050-8601-0101 です。

この方法を使う場合も資料請求番号が必要です。
(平成27年度の第1回試験の請求番号は「232102」)

 

出願に必要な書類を揃えよう

高卒認定の出願書類は受ける人の状況によって多少違います。

まずは文部科学省が作成しているこのフローチャートを見て、自分にはどんな書類が必要なのかをチェックしてください。(リンク元:「出願に関する書類」(pdf注意)

kounin_syorui

自分に必要な書類がわかったら、それらをまとめて返信用封筒(受験案内に付属)に入れ、切手を貼って提出すれば出願完了です。

以下では、ここで挙げられている書類がどんなものなのか、ひとつひとつ説明していきます。

①受験願書・履歴書

これらの書類は「受験案内」の中に入っています。市販の履歴書とは違うので注意してください。

同じく同封の「受験願書・履歴書の書き方」を参考にしながら、記入漏れのないよう必要事項を埋めていきましょう。HB以上の濃さの黒の鉛筆で記入してください。シャーペンやボールペンなどを使わないようご注意を。

②受験料(収入印紙)

「収入印紙」とは、公的機関に手数料を支払うときに用いる切手のような印紙です。
郵便局や市役所、最近では一部のコンビニでも購入することができます。

願書に「受験料貼付欄」という箇所がありますから、そこに受験料分の収入印紙を貼り付けましょう。

受験料は受験科目によって違います。

1~3科目受験の場合 4,500円
4~6科目受験の場合 6,500円
7科目以上受験の場合 8,500円

です。間違えのないよう気をつけましょう。

③写真2枚(4cm×3cm)

・出願前6ヶ月以内に撮影したもの
・帽子やサングラスなどを被らず、正面上半身を撮ったもの

であれば問題ありません。

プリクラなどは受理されません(文科省のHPに明記)。
駅前のスピード写真や、写真屋さんで撮った写真を使用しましょう。

④住民票又は戸籍抄本

役所(市役所や区役所、町役場や村役場など)で発行してもらえます。

発行に必要な期間は各自治体によって違うので、事前に電話などで確認しておくことをおすすめします。

・出願前6ヶ月以内に交付されたもの
・原本(コピー不可)であること

が必要です。

⑤科目合格通知書

過去に高卒認定において一部科目に合格している人が提出する書類です。
合格通知と共に送付されてくるので、捨てずにちゃんと取っておきましょう。

紛失した場合は「科目合格通知再交付願」を使って出願期間前に再交付を受けなければなりません。これには結構時間がかかりますので、なるべく失くさないように!

⑥科目試験の免除に必要な書類(単位取得証明書等)

高校などですでに一部の単位を習得している人が提出する書類です。
単位取得証明書は高校などの事務局に問い合わせれば、書類を作成した上で送付してもらえます。

「自分が単位を習得しているのかわからない」という人も、高校の事務に問い合わせしてみましょう。1年くらい在学していると、1,2単位は取れていたりするものです。

学校の事務局に書類を作成してもらう関係上、この書類は用意するのに多少の時間が必要です。早めに用意しておきましょう。

⑦氏名、本籍の変更の経緯がわかる公的書類

結婚や戸籍の移動などで氏名が変わった人のみ用意する書類です。

「戸籍抄本」等を用意すれば良いと文科省のHPには記載されています。

自分の用意した書類で問題ないか確認したいときは、その書類の発行元(市役所等)に問い合わせれば確認できます。

 

出願書類の提出が終わったら

出願完了後、しばらくすると受験票が送られてきます。

自分あてのもので間違いないか、記載内容に誤りがないかをチェックし、問題なければ試験日まで大切に保管しましょう。

ちなみに

・受験票はいつごろ届くのか?
・受験票をなくしてしまったら?

など、出願後にありがちな悩みはほとんど「受験案内」に書いてありますので、なにか不安なことがあったら受験案内をもう一度熟読しましょう。
さて!これでめんどうな出願手続きは全て終了です。

あとは合格に向けて勉強していくだけ。ここからが本当のスタートラインです。

合格めざして、頑張っていきましょう!

 

この記事のまとめ

・出願手続きのチェックは超重要!早めに済ましておこう
・8月の試験なら4月末ごろから、11月の試験なら9月初旬ごとから出願手続きが開始される
・願書はインターネットやテレメールから入手できる「受験案内」に同封されている
・出願に必要な書類は人にとって変わる。フローチャートを見てチェック!
・受験票は大切に保管。届く時期などは「受験案内」に記載されている。

 

Pocket